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特定技能「資源循環」とは|受け入れはいつから?対象業務・企業の要件と今できる準備

著者: 西野 俊祐最終更新: 2026-08-08最終確認: 2026-08-02運営者情報
目次

よくあるご質問

資源循環分野の特定技能はいつから受け入れできますか?
まだ受け入れは始まっていません(2026年8月2日時点)。ただし環境省は資料の工程表に「令和9年4月頃 資源循環分野受入れ開始(予定)」と示し、本文でも令和9年の受入れ開始を目指して協議会の立ち上げや試験実施等の準備を進める予定としています。確定した開始日ではなく目標時期である点に注意してください。同じ資源循環分野で、育成就労制度は令和9年(2027年)4月から運用開始とされています。
資源循環分野ではどんな業務を任せられますか?収集・運搬は含まれますか?
業務区分は「廃棄物処分業(中間処理)」の1区分で、一般廃棄物・産業廃棄物の中間処理(減量化・減容化・安定化・安全化)を行う業務が対象です。破砕・中和・焼却等の設備操作などの関連業務に付随的に従事することはできますが、分野別運用方針(別紙19)の業務区分の定義に、廃棄物の収集・運搬そのものは含まれていません。なお環境省は令和8年度の委託業務に「『収集運搬』の業務区分追加に向けた基礎資料作成」を含めており、追加の検討が始まっています(検討段階であり、追加が決まった事実はありません)。
廃棄物処理業の許可があれば受け入れできますか?
許可があるだけでは足りません。分野別運用方針の別添は受け入れできる事業者を12の類型に限定したうえで、その1番目については「一般廃棄物処分業者(市町村の委託を受けて一般廃棄物の処分を行う者、市町村長の指定を受けた再生利用業者を含む)・産業廃棄物処分業者・特別管理産業廃棄物処分業者であって、廃棄物処理法施行令第6条の11第2号・第6条の14第2号に掲げる者またはこれに相当する者」としています。同条項の第2号は許可の有効期間が7年となる、いわゆる優良認定を受けた者を指し、環境省も受け入れ可能な事業者の要件を「優良な事業者(法令を遵守し、労働安全衛生対策等に適切に取り組む事業者)」と説明しています。自社が該当するかは別添の原文確認と、必要に応じて行政書士などの専門家との連携をおすすめします。
協議会の検査(優良機関認証)では何を確認されますか?
資源循環分野では協議会が、加入を希望する機関に対して書面および実地による確認(優良機関認証)を行い、認証されなかった場合は受け入れ要件を満たさないとされています。環境省の令和8年度業務仕様書では、この確認を入会時だけでなく受け入れ後も2年に1回行い、書面および立入検査の両方を基本とすること、主な確認事項を「安全管理体制(安全衛生委員会の設置や安全管理者の選任状況等)」「安全衛生の取組状況」「労災発生状況や自治体による指導状況」とすることが示されています。確認事項の最終的な内容は協議会の規定で決まるため、公式の公表を確認してください。
資源循環分野の受入見込数と、特定技能2号の有無を教えてください。
特定技能1号の受入見込数は2026年度からの3年間で900人が上限、育成就労は2027年度からの2年間で3,600人、分野全体で4,500人とされています。特定技能900人は同時に追加された3分野で最小です(物流倉庫11,400人・リネンサプライ4,300人)。一方で育成就労が特定技能の4倍という比率は19分野のなかで最も大きく、この分野は「特定技能で採る」より「育成就労で育てる」設計になっています。資源循環分野は現状、特定技能1号のみが対象で、2号の規定はありません。

出典・参考(一次情報)

  1. (概要)資源循環分野の受入れについて(環境省)
  2. 資源循環分野に特有の事情に鑑みて定める基準(環境省告示第36号・令和8年7月30日公布・公布の日から適用/確認日2026年8月1日)(出入国在留管理庁・環境省)
  3. 出入国管理及び難民認定法及び外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律の一部を改正する法律の施行期日を定める政令(令和7年政令第340号)(出入国在留管理庁)
  4. 育成就労制度の概要(令和8年7月改訂・施行までのスケジュール・技能実習に関する経過措置)(出入国在留管理庁・厚生労働省)
  5. 監理支援機関許可施行日前申請(外国人技能実習機構)
  6. 育成就労制度に係る施行日前申請(出入国在留管理庁)
  7. 資源循環分野における特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する方針及び育成就労に係る制度の運用に関する方針(別紙19)(出入国在留管理庁)
  8. 令和8年度資源循環分野における外国人材受入れ支援等業務の概要及び企画書作成事項(環境省)
  9. 労働災害動向調査 令和7年 結果の概況(厚生労働省)
  10. 労働災害動向調査 統計表一覧(第7表〔事業所規模30人以上〕を含む)(厚生労働省(e-Stat))
  11. 特定技能制度及び育成就労制度の受入れ見込数について(出入国在留管理庁)
  12. 未熟練労働者に対する安全衛生教育マニュアル(厚生労働省)