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トモハタ〜ともに働く〜

介護の特定技能 採用費用・相場|介護ならではの費用まで内訳で解説

著者: 西野 俊祐最終更新: 2026-08-04最終確認: 2026-08-03運営者情報
目次

よくあるご質問

介護で特定技能外国人を採用する費用はいくらが目安ですか?
採用ルートにより幅があります。初期費用は介護職種の技能実習2号からの移行でおおむね10〜30万円、国内在住者の採用で30〜60万円、海外からの呼び寄せで50〜100万円が目安で、加えて登録支援機関への支援委託費が1人あたり月15,000〜30,000円程度(年24〜36万円)かかります。初期費用に委託費12か月分を足した初年度の総額は、ルートにより約34〜136万円程度になることが多いです(賃金・社会保険料は含みません。公開情報・市場水準をもとにした目安で、実際は地域・委託範囲などで変動します)。
介護ならではの費用のポイントはありますか?
介護職種の技能実習を良好に修了した人を移行採用すると、試験が免除され人材紹介手数料を抑えやすく総額が低めになります。一方で、長期就労を見据えた介護福祉士の資格取得支援や、訪問介護に従事させる場合の研修・同行のコストなど、介護ならではの費用が加わることがあります。
登録支援機関への委託費はいくらが相場ですか?
1人あたり月15,000〜30,000円程度(月2〜3万円程度)が一つの目安です。出入国在留管理庁の集計(令和4年9月末時点・暫定値)では、支援委託料(月額)の平均は28,386円で、全体の約9割が月30,000円以下でした。国が定めた相場や上限はなく、含まれる支援の範囲によって金額は変わるため、正確な金額は見積もりで確認してください。
技能実習から特定技能へ移行する場合、費用はどのくらい変わりますか?
介護職種の技能実習を良好に修了した人を移行採用すると、技能試験・日本語試験が免除される扱いがあり、海外から新規に呼び寄せるより人材紹介手数料や渡航費を抑えやすいため、初年度の総額は約34〜66万円程度と低めになりやすい傾向です。ただし金額はルートや委託範囲で変わるため、安いと断定はできません(市場水準をもとにした目安)。
費用は採用した年だけかかりますか?毎年かかる費用はありますか?
採用した年だけではありません。登録支援機関への月額の支援委託費(月2〜3万円程度が目安)は受け入れが続く限り毎年かかります。加えて在留期間の更新のたびに申請費用(行政書士などへの報酬の目安で5〜15万円程度/回)が発生します。在籍が3年続くと仮定して同じ数字を積み上げると、初期費用+支援委託費36か月分(72〜108万円)+更新2回分で、採用ルートにより約92〜238万円が目安です。3年で見ると毎月の委託費が総額の半分前後から8割近くを占めるため、ルート間の差は初年度の約2倍から約1.4倍まで縮まります。単年でなく在籍見込み年数で比べてください。
日本人を人材紹介で採用するのと比べて高いですか?
一概には言えません。まず前提として、公的な調査は介護職の紹介手数料を国籍で分けて集計していません(外国人の採用に係る紹介も母集団に含まれます)。介護職の採用1件あたりの手数料は、採用した企業が自己申告した厚生労働省委託の求人者アンケート調査(令和4年9月実施・税別)で平均約77万円(768,434.4円・介護職・n=294)、紹介する側(有料職業紹介事業者)が回答した厚生労働省の調査研究事業(2025年7〜10月実施)で中央値45.5万円(介護職員・n=60)でした。したがって比べられるのは「人材紹介という手段を使ったときの介護職の相場」と、特定技能で見込まれる金額(紹介手数料の目安20〜60万円程度)です。並べて見ても「外国人だから特別に高い」という水準ではありません(母集団も統計量も違う数値の並置で、差額を計算できるものではありません)。なお、ハローワークや友人・知人の紹介など手数料のかからない経路で採用できているなら、採用時の費用はその経路のほうが低くなります。違うのは金額の大小より費用の構造で、人材紹介は採用時の手数料が中心で採用後に毎月かかる委託費という費目はありませんが、特定技能は初期費用に加えて登録支援機関への支援委託費が毎月かかり、在留期間の更新のたびに申請費用も発生します。賃金は日本人と同等以上が要件のため差はつきません。どちらが安いかは採用ルート・委託範囲・在籍期間で変わります。
外国人介護人材の受け入れに使える助成金・補助金はありますか?
全分野共通の雇用関係助成金(厚生労働省・各都道府県労働局)に加えて、介護には「外国人介護人材受入施設等環境整備事業」など介護分野だけを対象にした都道府県の補助制度があります。日本語学習の支援・介護福祉士の資格取得支援・生活支援などの経費が対象です。トモハタが47都道府県の公式ページを1件ずつ確認したところ、令和8年度の募集・交付要綱を確認できたのは31都道府県でした(確認日2026年8月3日)。上限額は20万円が最も多いものの7.5万円から50万円まで幅があり、国が全国一律に定めた基準ではありません。数え方も「1施設あたり」「1法人あたり」「外国人1人あたり」と県で違います。締切は年度前半に集中し、予算額に達した時点で年度途中に受付を終える県もあるため、所在地の都道府県の募集要項で早めに確認してください。市区町村が独自に上乗せしている場合もあります。本記事では具体的な受給額の保証はしていません。
介護でも建設のJACのような分野の負担金はかかりますか?
介護分野では、受け入れにあたり「介護分野における特定技能協議会」への加入が必要ですが、入会費・年会費・月会費はかかりません(介護協議会事務局=国際厚生事業団・確認日2026年7月)。建設分野のJAC受入負担金(1人あたり月12,500円)のような分野固有の継続負担金は、介護にはありません。

出典・参考(一次情報)

  1. 特定技能制度の現状について(登録支援機関への支援委託料・マッチング媒体への支払額・支援費用の本人負担禁止・有識者会議 参考資料)(出入国在留管理庁)
  2. 1号特定技能外国人支援・登録支援機関について(出入国在留管理庁)
  3. 特定技能「介護」(試験免除・特定技能2号の対象外・在留資格「介護」など)(出入国在留管理庁)
  4. 特定技能 国別受験料金(プロメトリック)
  5. 第39回介護福祉士国家試験(受験手数料20,510円)(公益財団法人社会福祉振興・試験センター)
  6. 介護技能評価試験及び介護日本語評価試験の受験料改定について(厚生労働省)
  7. 在留手続等に関する手数料の改定(2025年4月1日〜)(出入国在留管理庁)
  8. 査証手数料(令和8年7月1日施行の政令改正=一次有効 約15,000円・数次有効 約30,000円)(外務省)
  9. 介護分野における特定技能協議会(入会費・年会費について)(国際厚生事業団(介護分野特定技能協議会事務局))
  10. 介護分野における特定技能外国人の受入れについて(受験手数料/地域医療介護総合確保基金等を活用した都道府県の取組事例)(厚生労働省)
  11. 令和8年度宮崎県外国人介護人材受入施設等環境整備事業費補助金(交付要綱第10条=この補助金は、精算払により交付する)(宮崎県)
  12. 令和8年度宮城県外国人介護人材受入施設等環境整備事業費補助金について(交付要綱 別表3=基準額30万円・補助率3分の2)(宮城県)
  13. 2027年度受入れ版 EPAに基づく介護福祉士候補者受入れの手引き(国際厚生事業団へのお支払い)(国際厚生事業団(JICWELS))
  14. 令和7年度介護労働実態調査(事業所調査)結果報告書=採用活動の実施状況(有料職業紹介所の活用37.9%)(介護労働安定センター)
  15. 令和4年度委託 職業紹介業に関するアンケート調査 報告書(令和5年3月・求人者調査 図表I-29=採用1件あたりの手数料の額・介護職768,434.4円)(厚生労働省)
  16. 医療等分野における雇用仲介事業に関する調査研究事業 報告書(令和8年3月・事業者調査=介護職員の手数料額 中央値45.5万円・手数料率 中央値20%)(厚生労働省)
  17. 職業紹介事業における職種別手数料、離職状況について(介護の平均手数料率実績20.2%・開示義務化と人材サービス総合サイト)(厚生労働省)
  18. 都道府県からのご案内(外国人介護人材に関する都道府県の取組の集約・2024年度時点)(国際厚生事業団(JICWELS))
  19. 船橋市外国人介護人材受入促進事業補助金(職業紹介費を対象経費に明記・基準額100万円・補助率2分の1=1人あたり上限50万円)(船橋市)
  20. 東広島市外国人介護人材雇用経費支援補助金(紹介手数料は対象外と明記・1法人あたり上限30万円)(東広島市)
  21. 外国人介護人材受入施設等環境整備事業(大阪府)
  22. 外国人介護人材受入施設環境整備事業費補助金(神奈川県)
  23. 行政書士法(第19条第1項=いかなる名目によるかを問わず報酬を得ての業務の制限/第21条の2=罰則/第23条の3=両罰規定)(e-Gov法令検索(デジタル庁))