本文へスキップ
トモハタ〜ともに働く〜

外食業の特定技能はいつ再開?受け入れ停止の範囲と今できる採用

著者: 西野 俊祐最終更新: 2026-08-03最終確認: 2026-08-03運営者情報
目次

よくあるご質問

外食業の特定技能の受け入れはいつ再開しますか?
時期は決まっていません。農林水産省は「現時点で再開の措置をとるかどうかを含め未定」としたうえで、「受入れに当たって5万人の上限に十分な余裕があるかなど諸般の事情を考慮し、適当と判断した場合に、事前にアナウンスした上で交付の再開の措置を行うことが想定されています」と説明しています。再開は事前に告知される想定である一方、再開そのものが約束されているわけではありません。
再開されるかどうかは、何を見ていれば分かりますか?
外食業分野の運用方針(令和8年1月23日閣議決定)には、農林水産大臣が人手不足の状況を把握するための指標として、①外食業分野の1号特定技能外国人および育成就労外国人の在留者数 ②有効求人倍率 ③雇用人員判断(DI)が挙げられています。①は出入国在留管理庁の公表、②は厚生労働省の一般職業紹介状況、③は日本銀行の全国企業短期経済観測調査(短観)で公開されており、企業側でも動きを追えます。ただしこれらは判断材料であって、特定の数値になれば自動的に再開されるという基準ではありません。
外食業の特定技能2号への変更も止まっていますか?
止まっていません。農林水産省は、外食業分野の特定技能1号から2号への変更申請について「本措置については、特定技能2号は対象外となり、通常どおり審査されます」としています。外食業特定技能2号評価試験も国内でCBT方式により実施されており、当面実施されないのは1号評価試験です。ただし2号には実務経験や日本語能力などの要件があり、個別の可否は入管や行政書士などの専門家に確認してください。
今、外食業では特定技能の外国人を一切採用できないのですか?
いいえ。停止されたのは主に海外からの新規呼び寄せ(在留資格認定証明書の交付)と、他の在留資格から特定技能1号(外食業分野)への新規移行です。すでに日本で外食業の特定技能1号として働く人が別の企業へ移る転職(在留資格変更許可申請)は、2026年7月17日時点で「すべての申請」が通常どおり審査されています。今いる人の在留期間の更新も停止の対象外です。
2026年4月13日より前に出した申請はどうなりますか?
審査のうえ、受入れ見込数(5万人)の範囲内で順次処理されます。ただし在留資格認定証明書の交付申請については、現に在留している人からの在留資格変更許可申請が優先的に処理されるため、農林水産省は「交付までに相当な遅延が生じることが見込まれます」としています。上限に余裕が生じた場合に交付される運用のため、先に出していれば必ず交付されるというものではありません。
停止中に食品産業特定技能協議会へ加入しても意味はありますか?
分野内転職の受け入れ先になるためには必要です。農林水産省は「3月28日以降に協議会加入申請を行っている場合であっても、現在、外食業分野の特定技能1号で在留中の方の転職先となることは可能です」としており、転職にともなう在留資格変更許可申請の際に協議会の加入証が必要になると案内しています。加入審査には2〜3か月を要するとされているため、候補者が決まる前に申請しておくのが現実的です。
受け入れ停止は外食業以外の分野でも起きていますか?
2026年8月時点で、出入国在留管理庁が掲載している現行の停止の告知は外食業分野のみです。ただし受入れ見込数(上限)は全分野に設定されており、上限に達する見込みとなれば他分野でも同じ仕組みで停止されることがあります(過去には産業機械製造業分野の例があります)。分野ごとの充足率と「次に止まりそうな分野」は特定技能の受け入れ停止の記事で確認できます。

出典・参考(一次情報)

  1. 特定技能「外食業分野」における受入れ上限の運用について(出入国在留管理庁)
  2. 外食業分野における1号特定技能外国人の受入れ停止措置について【停止措置に関するQ&A】/外食業分野における外国人材の受入れについて(協議会の加入審査期間・試験の実施状況・通算在留期間に係る措置)(農林水産省)
  3. 外食業分野における特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する方針及び育成就労に係る制度の運用に関する方針(令和8年1月23日閣議決定)(出入国在留管理庁)
  4. 特定技能「外食業分野」における受入れ見込数の上限超過への対応(出入国在留管理庁)
  5. 特定技能「外食業分野」における受入れ上限の運用について(令和8年3月27日)(出入国在留管理庁)
  6. 特定技能1号(外食業分野)の在留諸申請の審査状況(2026年7月17日掲載)(出入国在留管理庁)
  7. 特定技能1号の受入れ見込数及び在留者数について(令和8年3月末時点・速報値)(出入国在留管理庁)
  8. 特定技能「産業機械製造業分野」における在留資格認定証明書交付の一時停止措置等について(出入国在留管理庁)
  9. 特定技能における受入れ見込数の見直し及び制度の改善について(令和4年8月30日閣議決定)(出入国在留管理庁)
  10. 外国人を雇用する事業主の皆様へ(不法就労防止・在留カードの確認)(出入国在留管理庁)
  11. 留学生の就職支援に係る「特定活動」(本邦大学等卒業者)についてのガイドライン(出入国在留管理庁)